星空に触れて-134-

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『あと1日』
野崎の言葉が二人を堪らない気持ちにさせた。
現実から逃避したようなあの山深い豪奢なホテルで過ごした時間が夢のように思い起こされる。
ようやく蜜月の時を迎えたばかりの二人には、日常へ戻らなくてはならない現実がひどく辛いものに思えてならない。
決して今日限りの関係ではないというのに、想う限りを届けようとしてしまう。

野崎の手で一糸纏わぬ姿になった二人は、ゆったりとしたベッドの上で膝立ちになって抱き合っていた。

「嫌な過去も立場もあるけど、諦められなかったよ・・・」
上総の首筋に鼻先を埋めた野崎が篭った声で告げた。
「どれだけ時間を掛けてでも僕のものにしようと思っていた」
背中に回された腕に痛いほど力が込められて、上総は背をしならせて野崎の顔を見上げた。
「聡示さんっ」
「上総・・・全部、全部 僕に・・・」

言い終わらないうちに倒れこむようにしてベッドに重なって、野崎はすぐに深いくちづけを求めてきた。
口内を通してその全てを暴き出そうとするような野崎の舌を、上総は少しの畏れと喜びで迎え入れた。
野崎の舌は根元のほうまでたっぷりと押し込められて、少しの隙も許さないと言うように絡み付けられる。
(熱いっ・・・)
「っんっ・・・・・・ぅっ・・・・・・うっン・・・・・・ぅっく・・・」
表面から裏側まで伝って巻き取られているうちに中は泉のように溢れ返ってきて、上総は必死に飲み込んだ。
荒っぽく誘い出されるままに従うと引き上げるように吸い付かれて、租借するように食まれてしまう。
「うぅンっ・・・ぁっ・・・・・・っくぅっ・・・・・・ぅっんっ・・・・・・!」
熱い吐息を次々と送り込まれて、上総は顔から上が発熱したように湯だっていった。
ふっと野崎の舌の拘束がとけて解放してくれたかと気を抜いていると、そこかしこの粘膜を舐め上げられてくすぐられる。
柔らかく撫でるように這い回る野崎の舌は、まるで終わりを知らないように動き続けた。
(もっ・・・無理っ・・・!)
「ンっぅ・・・くぅっ・・・!ンぅっ・・・、うっくっ・・・!」
もう口もだるくて、深い息がしたくて、上総が力の入らない腕で野崎の胸を押しのけるように突っ張ったところで、ゆっくりと唇が離れていった。

上総は乱れた息を整えるのに精一杯で、野崎の表情が確認できない。
「まだ、だ・・・」
ふと視界から消えた野崎は上総の胸に顔を下ろして、少しだけ育っていた胸の粒に吸い付いた。
「ぁあっ・・・!」
まるで 取り上げられてしまったキスの続きを再開するように、野崎の口は包み込んだ粒を味わい始める。
口の中に含みながら 舌先で淡い刺激を与えられていると、上総の小さい果実は嬉々として実っていった。
ぷくりと硬く膨れたその場所は、舌の腹いっぱいでねっとり舐め上げられていく。
(ぁぁ、ぁあっ・・!)
「ぁっ・・・・・・ゃっ・・・、ぁぁっ・・・ぃぁっ・・・んっ」
弾力を確かめるようにつつかれて、軽く歯を立てられてはまた吸い付かれる。
野崎の愛撫で教え込まれた甘い刺激は、上総を確実に蕩かしていった。
(ゃっ・・・だめっ・・・!)
「ぁっ・・・・・・ぃゃっ・・・ぁっ・・・だっ・・・めっ、んっ・・・」
「上総・・・」
野崎は掠れる声でも上総を追い詰めて、もう一方の胸の粒も指先で撫でつける。
熱い口の中に含まれて辺りの敏感な皮膚ごと吸い上げられた瞬間、背中が跳ね上がる程のむずがゆい疼きがつま先まで駆け抜けた。
(いゃっ・・・!だメっ・・・!)
「そっ・・・じ・・・、さっ・・・!だっ・・・だめっ・・・!」
上総はシーツをぎゅっと握り締めて、浮き上がるような痺れに耐えた。

そこかしこが熱くて溶けそうで、もう指一本動かせそうにない。
「上総・・・もっと名前、呼んで・・・」
上総が胸の上から姿を消した野崎を視界の端で探していると、突然、腰の奥からズンっと駆け上がってくる甘い刺激に襲われた。

(なにっ・・・?)
「なっ・・・・・・ぃゃあっッ!!!」

上総の足の間に身を埋めた野崎が、口の中に上総の中心を含んでいた。
先端を舌先で掠められる感触がはっきりと伝わって、確かに口に含まれていることを確認させられる。
(そんなっ・・・!)
「なんっでっ・・・!だっ、だめ!・・・やめっ・・・!やめてっ・・・ッ!」
そんなことをされるとは思っても見なかった上総は、足をばたつかせて腰を引こうと懸命にもがいた。
「・・・やめない。 『だめ』 は上総だ」
暴れる上総の膝をぐっと掴んで両側に押さえ込みながら、野崎は口淫を続けた。
ゆっくりと上下に動かしながら、裏側に舌を添えてやわらかく刺激を与えていく。
(なんでっ・・・!)
「だめっ・・・!・・・ぃゃだっ・・・!・・・やめてっ、っだめっっ・・・!!」
自分のものを野崎の口で慰めさせるなど考えもつかない上総は、その行為を素直には受け入れられない。
なんとか足を動かして、拒絶の意思を伝えようともがき続けた。
「だめじゃない 上総、逃げるな」
混乱して逃げをうつ上総に野崎は強い口調で言って黙らせた。
不安げな目をして身を起こしている上総を、野崎はそっと押し倒す。
「上総は全部、僕のものだろう?」
薬指のリングに触れられながら強いまなざしで問われて、上総は弱々しく頷いた。
「だったら、だめじゃない」
抵抗を緩めた上総を見て野崎がまた口淫を再開する。
敏感な先端を舐め上げて、奥まで含みながら優しく吸い上げていく。
生暖かい粘膜にすっぽりと包み込まれる感覚を始めて与えられた上総は、身も世も無く感じさせられてしまった。
(だめなのにっ・・・!)
「ぁアっ・・・めっ・・・、ダメっ・・・アァっ・・・!・・・ンっっ・・・、もっぅ・・・!!」
上総の反応を見た野崎が口を上下させるピッチを上げてぐっと吸い上げたとき、
「ンぁっっ!!」
つま先をぐっとシーツへ埋め込みながら、とうとう上総は野崎の口の中で極みを迎えていた。


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