星空に触れて-130-

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息の上がった上総は野崎の逞しい胸に後ろからすっぽりと抱きしめられて、身体と同じようにふわついている脳が沈着するのを待っていた。
「上総・・・」
柔らかい声で何度も名前を呼びながら、野崎は上総の肩や腕を撫でていた。
時折ぎゅっと力を込めて抱き寄せて、『愛してる』と囁きながら髪の間にキスを落としている。
その優しい瞳と凛々しい顔をすぐにでも確かめたいのに、あまりに恥ずかしくて上総は身動きが取れない。
熱く猛った野崎のもので貫かれて大きな痛みと苦しみを味わったはずなのに、今思い出せるのは はしたない声を上げながら身も心も確かに悦びを感じてしまったことだけ・・・。
野崎から与えられる甘い刺激をありのままに受け入れることを望まれて、上総の身体は少しずつ確実にそのやり方に慣らされてしまった。
知識の許容を大きく超える事ばかりで、上総はこの状況に付いて行けずにいた。

「・・・辛い?」
辛いかと言われれば繋がった辺りから中にかけての違和感がかなり大きいけれど、決して辛くて動けないわけではない。
「大丈夫、です・・・」
小声で答えると野崎の腕に力が込められて、上総の身体は正面から向き合うように反転させられた。
顔を上げた先には、少し照れながら幸せそうに微笑む野崎の顔。
「聡示さん・・・」
「上総と一つになった・・・」
上総の肩を撫でながら野崎は穏やかな声で言った。
「上総の方が負担が大きいのは分かってるけど、そうしたかったんだ。それに・・・上総もそうしたいって言ってくれた」
少年のようなまなざしで見つめられて、上総の心の奥がキュッとなる。
「僕は・・・聡示さんが好きだから・・・」
「・・・上総」
聡示さんが好きだから、だから・・・後悔はない。
「ベッド行こう?洗ってあげるよ」
そう言って上総をバスタブから引き上げると、野崎はシャワーから温かい湯を勢いよく出した。
シャワーの下で膜のようにまとわり付いたぬめりを洗い流すと、贅沢に泡立てたボディーソープをこれでもかというほどに上総の身体じゅうに塗りつけて清めていった。

きれいに洗い上げられた肌にお揃いのようにバスローブを纏って、上総は野崎に手を引かれながらベッドルームへ向かった。
一歩踏み入れたと同時に野崎に抱きかかえられて、上総はそのままベッドの上に下ろされた。
横たわった上総の上に野崎の体が静かに重なって、唇が触れそうなほど顔を寄せられる。
いつになく男らしい顔にじっと見下ろされて、上総の身体にバスルームでの深く妖しい交わりの記憶が呼び覚まされた。
魅力的な瞳の中に自分の姿を見つけて、そのまま引き込まれてしまいたいと思ってしまう。

「さっきは興奮して余裕が無かったんだ。今度はちゃんと 上総のこと確かめながら愛し合いたい」
熱く湿った囁きは上総の身体じゅうから力を奪って、真綿のような優しさでベッドに縛り付ける。
「聡示さん・・・」
野崎は目を合わせたまま上総のローブの紐を解いて、合わせ目を大きくはだけさせた。
そのまま腕から引き抜いて床へ落とすと、自らもローブを脱ぎ捨ててゆっくりと上総に重なる。
はじめて感じる野崎の熱い素肌の感触が心地よくて、上総は自然と野崎の首へ腕を回していた。
「・・・感じて、上総」
掠れる声で告げたあと、野崎は上総の額に、瞼に、鼻先に、頬に、その感触を確かめるように唇を押し当てた。
優しい囁きにも似たその感触に、上総はつま先からふわふわと浮き上がるような温もりに包まれた。
脇に逸れた野崎の唇はこめかみに押し当てられて、その先の耳元で緩く開いて耳の輪郭をなぞり始めた。
「ぁっ・・・・・・んっ・・・・・・」
舌先を使いながら中の方まで入り込んで、熱い吐息を吹き掛けながら唇で食んでいく。
(あぁっ・・・、そこ・・・)
「ンぁっ・・・・・ぁっゃっ・・・」
耳から脳まで駆け上がった痺れは、そのまま上総の呼吸を乱して熱くさせる。
「・・・上総のいいところ・・だよね」
野崎の唇はそのまま耳の裏へ向かって、耳の付け根の方からねっとりと舐め上げた。
ぞわぞわと背筋を這い回る妖しい熱が上総の奥の種火を呼び覚ます。
(ぁぁっ・・・だめ・・・)
「ぁぁっ・・・ゃっ」
耳裏から降りてきた野崎の唇は、熱い湿り気を帯びながら上総の首筋を撫で上げるように吸い付いていった。
「ゃっ・・・、ぁんっ・・・ぅんっ」
上総の身体を検分するようにゆっくりと続けられる愛撫は、羽毛のように優しくて恨めしいほど感じさせられる。
「上総・・・、感じる・・・?」
上総の反応は百も承知の野崎は、更に官能を生み出そうと脇腹の辺りをゆっくりと撫で回す。
(聡示さんっ・・・)
「ぃぁっ・・・ぁっ・・・・・・ふぁっ」
やがて野崎の唇は鎖骨を伝って、ひっそりと身を隠している上総の胸の粒を包み込んだ。
(ぁっ・・・だめっ・・・!)
「ぁあっ・・・んゃっ・・・!・・・」
「上総・・・気持ちいい・・・?」
野崎は舌先でくるむように粒を巻き込んで、ほんのり色づいた辺りごと口全体で吸い上げた。
温かくねっとりとした感触に敏感な場所を持ち上げられて、腰の奥からとろりと溶け出してしまいそうになる。
(なにっ・・・?!)
「ぁっ・・・・・・ぅっ・・・・・・ゃっ・・・、だ・・・めっ!」
上総は思わず両手でピローの端を握り締めた。
(それっ・・・だめっ・・・!)
「ゃっ・・・・・・ぁぁっ・・・・・・んゃっ・・・めっ・・・、だめっ・・!」
恥ずかしいとは思っていても、声になるのは甘く掠れた叫びばかり。
上総の反応に気を良くした野崎は反対の粒に指を伸ばして、ばらばらと表面を掠るように撫で付けた。
(もぅっ・・・!だめっ・・・!)
「んっ・・・だめっ・・・!ゃぁっ・・・ぁっ・・・んっ・・・!」
野崎の口と指先から与えられる濃厚な刺激にどこまでも反応する身体が怖くなって、上総は無意識のうちにずり上がって逃れようとした。
「もう・・・いい?・・・ごめんね、僕の方が限界・・・」
潤む視界を凝らすと、野崎の野性味を帯びたまなざしが向けられている。
上総は両膝を曲げられて、横へ大きく開かれた。
野崎はサイドテーブルから小さなボトルを手にとって、手の上にトロリと滴らせる。
「大丈夫・・・。さっきのと同じだから・・・」
そういうと上総の足の間に座り込んで、ぬめった指で奥の蕾を撫で始めた。
「ぁっ・・・」
覚えのある感触に、上総は思わず声を上げた。
「まだ大丈夫みたい・・・少しほぐせば辛くないよ・・・」
その言葉のとおり、野崎の指先の愛撫に徐々に開花したそこは程なくして2本の指を飲み込んだ。
中までたっぷりと湿らされたそこは、指の抽挿に合わせていやらしい音を立てた。
「ぁぁっ・・・・・・ぁっ・・・・・・ゃぁっ・・・・・・」
既に知られてしまっている快い場所を何度も抉られて、上総は指先までどっぷりと悦の中を漂った。
「んぁっ・・・・・・ゃっ・・・・・・ぁんっ・・・・・・」
「上総・・・入れるよ?」
野崎は上総の足を肩に担ぎ上げて、昂ぶりを蕾にあてがうと一気に奥まで突き上げた。
「ぁアっー・・・!」
圧倒的な質量で入り込まれて、上総はシーツを握り締めてその熱に耐えた。
バスルームでもしっとりと濡らされていた上総の中は さらに送り込まれたぬめりを借りて、野崎の熱をやわらかく包み込んだ。
クっと短く声を出したあと、野崎はゆっくりと腰を揺らし始めた。
「・・・感じて、上総・・・」
それから先は、もう分けが分からなかった。
野崎の熱いまなざしに見下ろされながら、浅く、深く、何度も突き上げられた。
時には優しく腕の中に抱きとめて愛の言葉を囁きながら、時には思いのままに強く揺さぶりながら、野崎は情熱的に上総を求めた。

やがてどこまでも上り詰めた高みから飛び降りるようにして終わりを迎えて、二人は快い疲労感に襲われながらそのまま眠りに落ちていった。


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